調べよう

 昼の長さ夜の長さを調べるためには、日の出の時刻と日の入りの時刻を調べることが大切です。
 たとえば、昼の長さは日の入りの時刻から日の出の時刻をひいた時間です。
日の出・日の入りと昼の長さ夜の長さの関係、日の出・日の入りの定義はここをクリックしてください。


では、実際の日の出・日の入りを観察してみましょう。
有明海(佐賀県佐賀郡東与賀町大授)での定点観測(同じ地点で観測)の画像です。
夏至頃の日の出
2021年6月21日午前5時18分
夏至頃の日の入り
2021年6月22日午後7時17分

冬至頃の日の出
2023年12月29日午前7時31分
冬至頃の日の入り
2023年12月29日午後5時6分

 日の出や日の入りの時刻は冬と夏ではまったくちがいますね。みなさんも経験しているとおり、日の入りの時刻が冬は早く、夏は遅くなります(夕方を思い出してください)。
 日本では冬至の昼の長さは約10時間、夜の長さは約14時間です。逆に、夏至の昼の長さは約14時間、夜の長さは約10時間です。(上の写真)

一般に

 夏の昼の長さ>冬の昼の長さ 
 逆に
 夏の夜の長さ<冬の夜の長さ
  
または


 冬は   昼の長さ夜の長さ 

 夏は   昼の長さ夜の長さ
 
となります。
 春分・秋分についても調べてみましょう。
下の写真は、春分、秋分の日頃の日の出・日の入りです。太陽は真東から登り、真西に沈みます。
 また、昼の長さ夜の長さは等しく、およそ12時間であることが分かります。

真東  真西 
春分頃の日の出 
2024年3月21日午前6時27分
春分頃の日の入り 
2024年3月21日午後6時23分


 真東 真西 
秋分頃の日の出 
2023年9月24日午前6時15分
秋分頃の日の入り 
2023年9月24日午後6時4分

春分の日、秋分の日についてまとめると次のようになります。

春分の日、秋分の日

昼の長さ夜の長さ(=12時間)

太陽は真東から昇り、真西に沈む



観測地点の日の出のパノラマ写真です。干潮の時ですので干潟が続いているのがよく見えます。また、日中の晴れているときには雲仙普賢岳もみることができます。
                       東                           南                              西

観測地点より約500m西の地点での日の入りのパノラマ写真です。白い月が東の空に見えます。
                       東                           南                              西


みなさんも実際に観測して日の出・日の入りの時刻を記録してみましょう。
 みなさんの観測した結果は「観測結果」に登録できます。
 e-mailに連絡ください。

そのほかにもいろいろなことを発見することができます。

  太陽がまっすぐ上に昇るのではなく斜めに昇ること。
   (ここ、または画像クリックすると動画を見ることができます。
有明海の日の出(1997年1月11日)

  太陽の昇る位置、沈む位置がずれてくること。
 これも有明海での定点観測の写真ですポールに注目してください。
1月は、ポールを基準にして太陽は南の方から昇っています。それに対して、
2月は、ポールを基準にして太陽は北の方から昇っています。
1ヶ月の間にこれだけ太陽の昇る位置がずれることが分かります。
半年後にはどのようにずれるかはここをクリックして動画で確かめてください。ポールに注目!)
  日の出 1997年2月9日午前7時16分頃 日の出 1997年1月16日午前7時32分頃

昼の長さ夜の長さは季節によって変わるのはなぜでしょう
上の四角のわくから、考えよう地球上でを選んでみよう。

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