5 入力について
  「アースくん」は以下に説明するとおり、3種類の入力方法があります。
 
  (1) 数値による入力
     

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 地軸の傾きは夏至の日に、地軸が太陽に向かう方向を+、地軸が太陽と離れる方向を−とし、-180度〜180度までの値をとります。実際の地軸の傾きは23.4度ですが、地軸の傾きを変化させて、その影響を調べることができます。
 また、地軸の傾きの値は「公転面の真横から見た図」をクリックして、入力することもできます。「公転面の真横から見た図」にマウスカーソルを持ってきてください。その位置に対する色の薄い地軸が現れます。クリックすると、その位置の方向に地軸が決定されます。数値は図の下に出てきますので参考にしてください。
 
 
 微調整は以下のボタンをクリックして下さい。
    は地軸の傾きを0.1度ずつ減らすことができます。
    は地軸の傾きを0.1度ずつ増やすことができます。
    は地軸の傾きを23.4度にします。もう1回クリックすると地軸の傾きが、より正確な23.439度の値になります。


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 緯度は北緯を+、南緯を−にとっており、-90度〜90度の値をとります。(赤道・・・0度,北極・・・90度)
 度分または少数点度による入力が可能です。(切り替えはメニューの「設定」−「緯度・経度入力」で切り替えることができます。)

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 経度は東経を+にとり、西経を−にとっており、-180度〜180度の値をとります。(イギリスのグリニッジ天文台・・・0度)
 度分または少数点度による入力が可能です。(切り替えはメニューの「設定」−「緯度・経度入力」で切り替えることができます。)

・ 
 年月日は、ボタンを押して選んでください。初期値は現在の年月日です。
 現在、過去、未来の希望する年月日を指定できるようになりました。(Ver1.60から)
 年のボタンは現在の年から+−50年の内から選ぶことができますが、直接入力することにより100年後なども計算できるようになっています。

・ 
 ボタンは、トルグスイッチになっており、実軌道と円軌道を切り替えることができます。地球が円軌道をとった場合との比較ができます。その時の離心率も表示されます。また、離心率入力画面より離心率を自由に入力するときには、離心率入力という表示になります。決定ボタンを押さなくても決定されます。

・ 
 決定ボタンは、数値を入力し終えた後は必ず押してください。また、表示がおかしくなった時に押すと再表示されます。
 選んだ場所は、世界地図上にも黄色の丸印で表示されます。


 (2) 地名による入力

   
 地名をクリックするとその場所の緯度、経度等を自動的に入力してくれます。また、選んだ場所は、世界地図上にも黄色の丸印で表示されます。


 (3) 世界地図による入力
   
 世界地図上でも緯度、経度を入力することができます。また、地図にマウスカーソルを乗せただけで、下の枠に緯度、経度がリアルタイムに表示されます。
 クリックすると、黄色い丸印が表示され、緯度、経度が入力されます。
地図による入力は、とびとびの値しか入力することができません。また、標準時もおよその値です。正確な値が必要な場合は、数値入力で値を入れ直してください。


(4) Google Earth による位置情報取得・指定
   
をクリックするとGoogle Earthを起動させることができます。
   また、下図のGoogle Earth Bar が表示されます。このGoogle Earth Barにより、Google Earthから位置情報を取得したり、Google Earthの位置情報を指定したりすることができます。
    

 クリックするとGoogle Earthを起動させることができます。(すでに起動している場合は何も起こりません。)
 Google Earthと「サン・アースくん」との連携をOn,Offするスイッチです。トルグスイッチになっています。
   ・「On」の時にはGoogle Earthから位置情報(緯度、経度、高度、方位)を取得・指定することができます。
   ・「Off」の時にはGoogle Earthから位置情報(緯度、経度、高度、方位)を取得・指定することができません。
    初期値は「On」になっています。

※ Google Earthだけを終了した場合に、連携を「ON」にしたままだと、「決定」ボタン等を押したときに Google Earth が立ち上がります。自動でGoogle Earthを立ち上げたくない場合は連携を「OFF」にするか、Google Earth Barを「終了」させて下さい。
          
 「GE連携」が「On」の場合、クリックするとGoogle Earthから位置情報(緯度、経度、高度、方位)を取得することができます。「サン・アースくん」にも。同じ緯度、経度が入力され決定されます。
   「GE連携」が「On」の場合、クリックすると取得した位置情報を使ってGoogle Earthの位置、高度、方位を指定することができます。「サン・アースくん」にも。同じ緯度、経度が入力され決定されます。
 クリックすると、Google Earth Barを終了させることができます。
※ が「On」の時には、地名や世界地図をクリックすることにより、Google Earthの位置を指定し、表示することができます。ただし、高度や方位は指定することができず、以前の値を使用します。もし、高度や方位を変えたければ、Google Earth上で高度や位置を変化させ、を押してください。高度や方位の情報を取得することができます。

※ Google Earthは「ツールバー」と「サイドバー」の表示を切り、下図のように表示させることをおすすめします。



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